戦慄-上・下-
2008.06.07 (Sat)
![]() | 戦慄 上 (1) (ヴィレッジブックス F マ 9-3) (2007/11) コーディ・マクファディン 商品詳細を見る |
![]() | 戦慄 下 (3) (ヴィレッジブックス F マ 9-4) (2007/11) コーディ・マクファディン 商品詳細を見る |
ここ2,3日で一気に読んだ作品。久しぶりに読んだ後の爽快感!!!!
(今度まだ読んでいないケッチャム作品をナマステ氏から貰うんだけど、ケッチャムでは
得られない爽快感っすョww)
とにかくこれは翻訳している長島水際さんもGJな感じ。響く日本語を良く知っていて
上手!!!
これは前作の「傷跡」で活躍したFBIの女捜査官スモーキーの続編。
(前作「傷跡」は「羊たちの沈黙」を凌駕したと大絶賛された作品)
それでも、こちらの「戦慄」だけでも充分面白いし引き込まれる。
流れとしては「戦慄」の方が質がいい。
面白い…という表現は妥当ではないな。。そんなに甘い話ぢゃないから。
コーディの文章と訳者の絡みが息ピッタンコすぎての情景の緻密さが故に、情景、
事件現場、人の持つ痛みや喜びがイメージしやすく、イメージしやすいからこそ
引き込まれ、登場人物全てに自己投影してしまい、
「あーいやだ。最低!!!人生なんて」と思えたり「でも生きてて良かった」と思えたり。
話の内容は人身売買が絡むので「子供・暴力・虐待」の描写が含まれて、痛々しすぎ
(自分に子供が出来るまでと、今ではとらえ方が全く別物になっている自分に驚く)
目を背けたくなる物の、その怪物の正体を見てからぢゃないと!!!!と思えてくる。
要は、物凄い引き込み加減。
人には色んな「生きる意味」があるのだという事も教えてくれる。
それが「憎しみ」であろうと「愛する事」であろうと貫くという事は生きるという事なんだな
と感じた。
『死んだら終わりです』を全体像としてパズルのピースをひとつずつはめ込む作業を
私達は日常で繰り返すんだな、と。
素晴らしい絵が出来るか、高野山で見るような地獄絵図になるかははめ込むピースの
選択にもよるし、途中でねをあげたら未完成という名の絵を完成とする。
未完成の絵に芸術性を感じる人はいても買うには値しない。
ムンクのような「狂気」なら狂気を、シャガールみたいな「ロマンティック」ならそれを。
価値があるのはどんな形であろうと完成した絵だろうな。
どれだけ辛くても生を手放す事はオススメできず、何かを守って人は生きる
そういう大きなテーマが裏にある話。
FBI女捜査官のスモーキーは前作の「傷跡」で、目の前で夫と自分の子供を殺害され
自らも顔に大きな傷を負ってしまい、そんな絶望の淵から這い上がった彼女が
「戦慄」で見出す物。これ以上人生は悪くなりようがない、と心にある人ってのは
やっぱつえーぜ!!!!
そんな彼女を取り巻く愛の溢れる友、エレイナの言葉は胸を打ちました。
「自分を責めちゃだめ。あなたは悪くないのよ。自分のあやまちに気づいたら、
悪い点を認めてあらためる。それが責任感というもので、自分を責めるよりもはるかに
価値のあることなのよ。責任は積極的で、物事を好転させる。自責の念は自分を
みじめな気分にさせるだけ」
言えてる!!!反省と自責の念は似て非なるもの。
でも反省も、自責の念も、そこに愛があるからこそ。
自分にも他人にも愛のない者は反省も自責の念も持たなくて済む。
…という、ハードボイルドさと愛に溢れた一冊。
コーディ自身が依存症のカウンセラーにあたっていただけあって犯罪に走る人間の
心に抱えた闇や被害者側の心境などの心理描写はもちろんの事、プロファイリング
方面にも長けていて
(実際の猟奇殺人者の名も絡んできて、この辺りもリアルで面白い)
文の構成力、アイデアともに凄い。
映画化されそうな予感です。
上田まり子の焼きたてパンLESSON
2008.03.17 (Mon)
ホームベーカリーを使った手作りパンの本の話。
これはサイコーにオススメの一冊です。
今や時代は小麦高。値上がりした食パンを毎日買うより、小麦粉やら強力粉やらを
常備しておいて食べたい時に、焼きたてのパンを食べる。
なんという贅沢!!!!
この本の良いところはレシピも当然だけど、よそでは見られない
「聞いてみたい基本中の基本」が詳しく載っているところにあります。
例えば「ミックスコールがない機種で材料を入れるタイミングは?」とか
「1斤/1.5斤のレシピしかないけどうちのは2斤だ!!どうすれば?」などなど。
ホームベーカリーでのレシピから、成形パンのレシピ、ホームベーカリーで作る
そばや、みたらし団子等の+α、パンを使った料理、パンにつけるディップ、
メジャーなホームベーカリーの紹介や、ホームベーカリーでパンを焼くQ&A
などなど……
これ一冊あれば、だいたいの事は出来ます。
後は好奇心と学習力と応用力。ホームベーカリーで焼く事になれたら
成形パンにチャレンジするのもOK,初めから手ごねでやってみるのも良し。
「パンを知ってパン作りを好きになろう」の入門書みたいな感じです。
うちのべべがパンが好きで、パンであれば離乳食開始時からパンがゆにしたり
パン自体に野菜やフルーツを練りこむ事が出来るので大変お世話になりました。
こねる機能は圧力鍋と並ぶ程に今ではなくてはならない物で、わんこ用の
パンクッキーを作ったりする時にも活躍しております。
これからホームベーカリーを買う人も、すでに持っていてもっと新しい使い方を
したい人、どうしてもうまくやけない人、オススメです。
まだ今から買う方も、ホームベーカリーの紹介もあるし、目安にするには
先に買ってしまってもおしくない一冊かと。
このレビューがタメになったという方は拍手お願いします。
これからレビューを書くための励みになります。よろしく☆
![]() | 1・2のポン!で本格パンが簡単にできる 上田まり子の焼きたてパンLESSON 白夜ムック (2003/10) 上田 まり子、橋本 浩 他 商品詳細を見る |
これはサイコーにオススメの一冊です。
今や時代は小麦高。値上がりした食パンを毎日買うより、小麦粉やら強力粉やらを
常備しておいて食べたい時に、焼きたてのパンを食べる。
なんという贅沢!!!!
この本の良いところはレシピも当然だけど、よそでは見られない
「聞いてみたい基本中の基本」が詳しく載っているところにあります。
例えば「ミックスコールがない機種で材料を入れるタイミングは?」とか
「1斤/1.5斤のレシピしかないけどうちのは2斤だ!!どうすれば?」などなど。
ホームベーカリーでのレシピから、成形パンのレシピ、ホームベーカリーで作る
そばや、みたらし団子等の+α、パンを使った料理、パンにつけるディップ、
メジャーなホームベーカリーの紹介や、ホームベーカリーでパンを焼くQ&A
などなど……
これ一冊あれば、だいたいの事は出来ます。
後は好奇心と学習力と応用力。ホームベーカリーで焼く事になれたら
成形パンにチャレンジするのもOK,初めから手ごねでやってみるのも良し。
「パンを知ってパン作りを好きになろう」の入門書みたいな感じです。
うちのべべがパンが好きで、パンであれば離乳食開始時からパンがゆにしたり
パン自体に野菜やフルーツを練りこむ事が出来るので大変お世話になりました。
こねる機能は圧力鍋と並ぶ程に今ではなくてはならない物で、わんこ用の
パンクッキーを作ったりする時にも活躍しております。
これからホームベーカリーを買う人も、すでに持っていてもっと新しい使い方を
したい人、どうしてもうまくやけない人、オススメです。
まだ今から買う方も、ホームベーカリーの紹介もあるし、目安にするには
先に買ってしまってもおしくない一冊かと。
このレビューがタメになったという方は拍手お願いします。
これからレビューを書くための励みになります。よろしく☆
「謎の会社、世界を変える。エニグモの挑戦」
2008.03.10 (Mon)
ビジネス本の話。
gaaaaaaagikdhc)
タイトル: 「謎の会社、世界を変える。エニグモの挑戦」
発刊日: 2008年3月14日(ミシマ社より刊行)
(エニグモとは…BuyMa(バイマ)、プレスブログ、filmo(フィルモ)、ローミオ
シェアモ、と世界初のウェブサービスをリリースするITベンチャー会社。)
この会社は須田将啓氏と田中禎人氏の共同経営で運営されており、ご両人が
どの様にして出会い会社の設立に至ったか、そして今日まで躍進の軌跡を
綴った本が、こちらの「謎の会社、世界を変える。エニグモの挑戦」
の内容となります。
この本の面白いところは、経営者の立場からの『経営に関する薀蓄』ではなく
成功者として今だから人に教えたいビジネスメソッドの部分。
起業を目指す人にとって、
会社の設立に必要なのは資金や必要書類だけではなく、
何よりも他にはない斬新なアイデアをどう形にするか、またその熱意に対する
モチベーションのあり方や設立後に必ず来る落ち込みをどう乗り切るかなどを
描いている部分にあります。
今や世界54ヶ国に30万人の会員を持つとされているBuyMa(バイマ)ですが
賞賛されるのは『現在(いま)』があるからこそ。
起業をしなければ、このサクセスストーリーは始まらないわけですし、
地位も名誉も持たないしがない広告代理店の営業マン二人組みが夢を語り合い
それを形にするといったところが、
『誰にでも出来る真似ではないが、そうなれる可能性はある』
と可能性を与えてくれる起業本となっております。
なかなか、頭や心で思い描く事を実際の形にしていくのは難しい事ですが
それを形にしていく事が大人らしい「夢」の持ち方であり、そこには
アイデア+行動力+熱意+柔軟性を均等にバランス良く保つ事
が大切で、後に独立を考えている私にある物・足りない物を教えてくれる
良本です。
私会社を設立するに辺り、有限か株式か、登記の仕方は…などは別の専門書を
必要としますが、やはり、それ以前に絶対的に必要な物は上記に記載したとおり、
それをどう形へ運ぶか、だと思います。
その辺り、うちの旦那はやはり凄い。尊敬します。
あの人は、自分のデザインを自分で作り、世の中で認められている技術も
持った上で収入を得て、家族の生活を支えているから。
小さい頃、遠足か何かで、たまたま木彫りの職人さんが何かを作っているのを見、
自分も将来、物作りで生計をたてたい、と思った事を形にしています。
今は企業でそれを生かし収入を得ていますが、結婚後、いつかは独立するから
その辺りでビジネスパートナーとして、妻としてをトータルした上で私を選んで
くれたそうですし、いつかは…ねぇ(笑)
起業をお考えの方、もしくは将来的に夢を見ている方、自分の可能性にかける事の
具体案を探している方には大変オススメの良本ですので、是非、どうぞ。
タイトル: 「謎の会社、世界を変える。エニグモの挑戦」
発刊日: 2008年3月14日(ミシマ社より刊行)
(エニグモとは…BuyMa(バイマ)、プレスブログ、filmo(フィルモ)、ローミオ
シェアモ、と世界初のウェブサービスをリリースするITベンチャー会社。)
この会社は須田将啓氏と田中禎人氏の共同経営で運営されており、ご両人が
どの様にして出会い会社の設立に至ったか、そして今日まで躍進の軌跡を
綴った本が、こちらの「謎の会社、世界を変える。エニグモの挑戦」
の内容となります。
この本の面白いところは、経営者の立場からの『経営に関する薀蓄』ではなく
成功者として今だから人に教えたいビジネスメソッドの部分。
起業を目指す人にとって、
会社の設立に必要なのは資金や必要書類だけではなく、
何よりも他にはない斬新なアイデアをどう形にするか、またその熱意に対する
モチベーションのあり方や設立後に必ず来る落ち込みをどう乗り切るかなどを
描いている部分にあります。
今や世界54ヶ国に30万人の会員を持つとされているBuyMa(バイマ)ですが
賞賛されるのは『現在(いま)』があるからこそ。
起業をしなければ、このサクセスストーリーは始まらないわけですし、
地位も名誉も持たないしがない広告代理店の営業マン二人組みが夢を語り合い
それを形にするといったところが、
『誰にでも出来る真似ではないが、そうなれる可能性はある』
と可能性を与えてくれる起業本となっております。
なかなか、頭や心で思い描く事を実際の形にしていくのは難しい事ですが
それを形にしていく事が大人らしい「夢」の持ち方であり、そこには
アイデア+行動力+熱意+柔軟性を均等にバランス良く保つ事
が大切で、後に独立を考えている私にある物・足りない物を教えてくれる
良本です。
私会社を設立するに辺り、有限か株式か、登記の仕方は…などは別の専門書を
必要としますが、やはり、それ以前に絶対的に必要な物は上記に記載したとおり、
それをどう形へ運ぶか、だと思います。
その辺り、うちの旦那はやはり凄い。尊敬します。
あの人は、自分のデザインを自分で作り、世の中で認められている技術も
持った上で収入を得て、家族の生活を支えているから。
小さい頃、遠足か何かで、たまたま木彫りの職人さんが何かを作っているのを見、
自分も将来、物作りで生計をたてたい、と思った事を形にしています。
今は企業でそれを生かし収入を得ていますが、結婚後、いつかは独立するから
その辺りでビジネスパートナーとして、妻としてをトータルした上で私を選んで
くれたそうですし、いつかは…ねぇ(笑)
起業をお考えの方、もしくは将来的に夢を見ている方、自分の可能性にかける事の
具体案を探している方には大変オススメの良本ですので、是非、どうぞ。
私の本棚。
2008.02.09 (Sat)

今回は誰かにオススメしたい本という事で。
【ネタのタネ】の今回のお題がこれなのですょ。
正直、自分の書いたものをオススメしたいところではあるが(ぉぃ)
いや、これがなかなかどうしてROMにいれて特典的に作ったんではあるが
「本を読んで初めて泣きました」とか「ティッシュ12枚も使ったので弁償しろ」とか
色々と。ガツーンときたらしいです。あんたらN.Yタイムズかw
エロ要素はなかったはずなのに、ティッシュ12枚も使うってかなりの変t……
と言ったら「そっちじゃねぇよ」と即座につっこまれたとさ。へへへ(ノ´∀`*)
欲しい人にはあげます、と言いたいところですが自分でも読み返す根性ないので
手直ししてないし、あげられません(爆)
さぁ。ではいきましょうか。
今回は日本の著書から!!(「ネタのタネ」に限らずこれからどんどんあげてく)
あぁ〜迷う。好きな本ありすぎ!!
でも今回は、ちょっと渋めに!かつ、さらっと誰でも読めるけど残る物がある本に
します。(ここで一番好きなのはセカチューです
とか言えば女度は萌えなのか!?)![]() | ゆで卵 (1995/12) 辺見 庸 商品詳細を見る |
ゆで卵:辺見 庸
チョイス、渋!!!私、渋!!!
食べ物と生と死、男女の出会いとエロスを短編で綴った短編作品集。
すべての短編のタイトルが食べ物の名前になってます。
著者は、地下鉄サリン事件の時に日比谷線の ホームにいた生き証人の一人で、
タイトルとなっている「ゆで卵」という物語は、その時の話。
人が生きていく道には一言では片付かない何かがあるのに、人が死に至る時は
とても あっさりとした物で、それを目の当たりにした著者の混乱〜わけも解らず
現実だけが押し寄せて無感情になってしまうあの感覚をとても上手に描いている
作品です。
でも一編一編必ずエロスが混じるという(笑) とてもユニークだけど、とても芯の
しっかりした文体です。これ読むとブルース聴きたくなるんですわ。
小説にありがちな「主人公がいて話がすすむ」という書き方ではなくて、
バーの親父の与太話的感覚の語り口調が尚、いいです。この辺りは男性が
共感できるのかも。
↓例えるとすれば、こういった状況です。
「実はこないだこんな事があって…なぁ、聞いてる?ピスタチオばっかくってないで
ちょっとは俺の話を聞けよ」
「…何?どうせまたどこぞの誰かとやったら病気貰ったとかそんな話でしょ?」
「実はな……かくかくしかじか」
「 工エエェェ(´д`)ェェエエ工工!!!!!!!!なんなの。どうなのよ。で?」
「で、………かくかくしかじか」
「…………そっか」
「な。人生って儚いっていうか、切ないっていうか、なぁ。」
「なんともなぁ……。。。」
とまぁいわばこういう状況に置かれてしまうような感じの話。
皆まで言わずとも心に響き渡る切なさを噛み締める事の出来る人ははまる事、
うけあい。
話半分、不真面目に聞いていたら、どんどん話にひきこまれ、気づけば感慨深く
まぁまぁ、酒でも飲もうや、と無駄に励ましあいたくなるような感覚になる一冊です。
エロスにおいても黒カバーで有名なフランス書院系ほどに血と肉の匂いのする
ものでもなく(爆)それでいてチャールズ・ブコウスキーの描く様な直接的な文言の
羅列でもなく、『エロイんだけど、可愛げがあって憎めない親父』という、
人として一番に良いポジションに身を置いてしまったかのような、そういうライトさが
あって、この辺りは女性も忌み嫌う事なく、さらりと読めるかと。
エロス指数で言うと昭和の石鹸箱の「へロス」程度です(わかるかーっっ
ありがちの三文小説とは違い、上手に心に取り入って、余韻だけ残して去る
そんな手法のうまい作品だなー、と思っております。
まぁ、親父の与太話、気になったら聞いてみれ、とやんわり押し付けw
==========
■番外
おもろい本で言えば、漫画だけど、おもろい話があります。
昔もってた漫画で朝倉大先生の山田タコ丸くん 2 (2) (アクションコミックス)のへちまちゃん
なるものがありまして。滅茶苦茶な話なんだけど、面白い。
だって一冊丸々台詞があえぎ声しかなくて(爆)
それが面白い面白いと言っていたら貸してと言われてかばんに入れて
もっていきましたョ。そしたらね………その本、なんと表紙カバーめくった
本表紙に!!!!
「こすったらへちまちゃんの匂いがするよ♪」なんて、恐ろしいおまけが。
私のかばんの中なんて、この性格ですんで、滅茶苦茶。
物と物がぶつかり合いの大喧嘩で、自然にこすれてかばんの中のくせー事(爆)
友達
「かばんの中にうんこでもいれてきたん?」と○| ̄|_
何でもいいけど、可愛い顔してへちまめー。あんなに臭いとは(爆)
※これは違う意味で面白い本か(ノ´∀`*)フヘヘ。
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